職場のコミュニケーション論

職場における、コミュニケーション由来のストレス解消の一助になれば、幸いです。

「交流分析」という心理学でスムーズな人間関係を作る

交流分析」という人の行動に関する心理学の理論体系

 

心理学の「交流分析」によると、人の心には5つの状態があり、これを基に周囲の人との関わり方を分析するという手法です。

 

【5つの状態】

①「CP(Critical Parent=批判的な親)」

厳しさ。ルールや理想を守ろうとする状態です。この状態が多く見られる人は責任感が強く、統率力もある人であるといえるでしょう。しかし、この状態が強く出ると、他人に対して厳しくなり、自身の価値観から外れてしまう人を批判・排除してしまう傾向があります。その状態が発揮できる場面は、周囲にルールを守らせなければならない時でしょう。

②「NP(Nurturing Parent=保護的な親)」

優しさ。他人を思いやろうとする状態。この状態が多く見られる人は心が広く、他の人の面倒をよく見る人であるといえます。しかし、この状態が強く出ると、過干渉・過保護になる傾向があり、相手の自立心を奪うことになりかねません。その状態が発揮できる場面は、相手を褒めたりねぎらう時でしょう。

③「A(Adult=大人)」

客観性。物事を客観的に捉える状態。この状態が多く見られる人は冷静に事実を見極め、計画的に物事を進めるのが得意でしょう。しかし、この状態が強く出ると、何でも事実に基づいて客観的に考えるので冷たい人という印象を与えることがあります。その状態が発揮できる場面は、相手に筋道をたてた説明をする時でしょう。

④「FC(Free Child=自由な子供)」

素直な感情表現。自分の好奇心や気持ちを素直に表現でき、創造性豊かな状態。この状態が多く見られる人は明るく楽しく、自分の気持ちを素直に表現するのが得意です。しかし、この状態が強く出ると、自分の気持ちを中心にして行動するため軽率・思いつきで行動する人という印象を周囲に与えてしまうことがあります。その状態が発揮できる場面は、面白いアイデアを出す時でしょう。

⑤「AC(Adapted Child=順応な子供)」

協調性。自分の気持ちを優先せず、その場の状況を読み取って周囲に合わせようとする状態。この状態が多く見られる人は周囲の期待に沿おうと忍耐強く努力します。協調性もあります。しかし、この状態が強く出ると、自分の本当の気持ちを抑え、ストレスを溜め込みどこかで爆発してしまう可能性があります。その状態が発揮できる場面は、相手の話をきちんと聴く時でしょう。

 

人はだれでも上記5つの状態をもっていて、日常の様々な場面でうまく使い分けているそうです。相手の心理をうまく分析し、その各場面に応じた最適な関わり方や話をする事で、自分を思いをうまく伝えることができるのではないでしょうか。

 

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