職場のコミュニケーション論

職場における、コミュニケーション由来のストレス解消の一助

政治家だけじゃない。職場でも必要な 「政治力」という能力

集団の大小に関わらず、コミュニティには必ず「政治」が生まれ、諸々の問題のほとんどは「政治」により解決されます。その「政治」とは…

せい‐じ〔‐ヂ〕【政治】
ある社会の対立利害を調整して社会全体を統合するとともに、社会の意思決を行い、これを実現する作用。(出典:小学館デジタル大辞泉

とありますが、つまり集団の中で起きる問題は、論理的に明快かつ公平に解決できることは極めて少なく、「政治」という利害関係や力関係を勘案した調整による意思決定よって、関係者が被害最小限で解決されるというものなのです。

 

「政治」で問題を解決するのは、ネガティブなイメージがあるかもしれませんが、双方が自身にとっての正論を述べているときに、理屈で相手を納得させるのは難しい中、「政治」で解決するということは論理的ではなくても、円満に解決できる有効な方法であるのです。

普段の仕事においても、自分を考えを通したい時や、お昼をどこで食べるかなど集団の考えが一致しない問題は、それぞれの「利害関係」や「力関係」を軸に解決されていることが多いのです。人が関わる問題は論理的に解決するというものではなく、お互いの力関係や利害関係で「政治的解決」がされていることがほとんどなのです。

 

政治的解決は、「政治力」がある人が問題解決の主導権を握ることになるのですが、ではその「政治力」は一体何でできているのでしょうか。それは以下の2点ではないかと思います。

 

①権力(結局、エライ人には逆らえないっていうこと)
→指揮命令権・人事権など強制的に相手をうごかせることができる力。肩書の差が力の差を分ける

②影響力(「あの人が言うなら受け入れよう」と思わせる力)
→相手に自発的に動いてもらうよう促す力。「信頼関係」「好きか嫌いか」「実績」「専門知識」が力の差を分ける

 

上記で構成される強力な政治力。ぜひほしい力ですが、会社でこれを得るのはとても大変です。なぜなら①権力を強化するには、役職が得られるよう努力しなければならないですし、②影響力を強化するのにも日頃の信頼の蓄積が不可欠です。

 

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夏目漱石は社会について

「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい 」(出典:夏目漱石「草枕」)

なんて表現してますが、人の世で生きるには、智(ルール)や情や意地一辺倒ではダメで、この3つをバランスよく扱うことが大事でそれがとても難しいということですが、それらをうまく扱える能力が「政治力」であり、社会で生きる上で必要不可欠な処世力といえるのです。

 

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