職場のコミュニケーション論

職場における、コミュニケーション由来のストレス解消の一助

作業効率が良いチームは「メンバー業務の責任範囲」が明確で、「チーム内の情報共有が活発」であること

チーム運営において「人海戦術」は品質的側面から効率的とはいえない

 

少ない人数で複数プロジェクトを動かす時、「すべての人がすべての業務をできる」状況は理想的ではあります。常にメンバー総動員して乗り切ろうとする、いわゆる「人海戦術」なやり方は、一見効率的に見えますが、すべてのメンバーが同じ所要時間で、同じような成果をあげる事ができるとは限らず、またメンバーの適性や成果のバラツキなどを考慮する時、「人工(にんく)」の側面では効率的であると言えますが、「品質」と点から見ると、必ずしも効率的な方法ではなるとは言えないと思います。 

 

誰が何をして、(業務・プロジェクト運営の)どの部分に責任持つのか

 

日々の業務やまたは数年先を見据えた計画…短期的な業務から長期的な業務まで、この事を明確にする事で、指示された人は自分の「業務の守備範囲」を知り、自分のすべき事が見えやすくなるのです。

 

「業務の守備範囲」を決めて自主性を高めつつ、チーム内連携を促し、効率的に品質をあげる

 

仮に野球チームの監督がチーム力底上げのため、「ウチは少数精鋭だから、投手も野手も関係なく、9つすべてのポジションをできるようになれ!」と選手に指示したら、まちがいなく選手は困惑すると思います。9つのポジションをできるようにするには、1つのポジションを覚えるより9倍大変です(←単純計算)。もちろんこれが実現できたならすばらしいことですが、結構手間ひまがかかる事は素人でもわかります。

しかし、自分のポジションを上手くなるため、守備全体を知る事はとても有益です。もしチーム力の底上げを狙うのであれば「投手も野手も関係なく、9つすべてのポジションをできるようになれ!」と指示するのではなく「君はセンターを守れ。センターの守備を磨くのも重要だけど、他のポジションの動きも知って連携プレーも覚えてね」と指示すれば、「センターの選手はセンターだけ」ではなく、選手は他のポジションとの連携を意識するようになり、チーム全体の守備力が上がっていくのではないかと思うのです。

 

個々に具体的な役割をあたえることで、役割への責任を与え、その役割から見えてくるであろう取り組むべき課題の発見・その解決に主体性をもって取り組ます事、そしてチーム内の連携を促す事が、効率的に品質をあげる方法なのではないかと思うのです。

チーム内の連携を促すために必要なのは、「業務全体の情報」という潤滑油です。できるリーダー条件とはこの潤滑油を「質の良い情報をメンバーに提供できるか」ということに尽きるのかもしれません。

 

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