職場のコミュニケーション論

職場における、コミュニケーション由来のストレス解消の一助

自責と他責。他責でもいいじゃないか

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昨今、「自責思考」こそが正義で「他責思考」は悪であるとみなされています。

 

この「自責思考」と「他責思考」、端的に言えば、何かうまくいかない時、原因を自分にあると考えることを「自責思考」、自分以外に原因があると考えることを「他責思考」といいます。

 

一般的に自責思考の方が、ポジティブな印象を与え、ビジネスでは自責思考を求められます。確かに、何か問題が起きた時に「いやー、お客が無理難題ばかりいうから失敗したんですよ。」と言い訳するより、「すべて私の不徳の致すところです」と謝った方が、相手に与える印象は良いと言えると思います。

 

他責は100%悪、というわけではないと思う

 

しかし、すべてを自分の責任として考えるのって無理があるし、自分の責任と捉えても、解決できない難しい問題もあるのが現実です。目の前の事象全ての起因は自分にあるという、極端な自責思考は、無駄に自分を追い詰めることになりかねないのです。

…かといって、「基本自責思考なんだけど精神衛生維持のため、たまには周囲の者の責任にすればいい」というとそういうことではなく、人ではなく「仕組み」の落ち度を疑う他責思考であれば、ポジティブな問題解決の視点にすることができるのではないか、という話なのです。

 

もし、問題の解決をみんなで考える場面で、みんなが「自責」と「他責」の視点をバランス良く切り替えて考えることができれば、責任のなすり付け合いではない建設的な問題解決が計れると思うのです。

 

「自責」を求める上司や先輩こそ悪である可能性が高い

 

例えば、みかん箱のみかんが腐って食べれなくなった時、この原因は何かを考えたとき…

・腐る前に食べきらなかった自分

・賞味期限を付けてない業者

・一番最初に腐ったみかん

こんな感じで原因を特定するのも良いのですが、もし「みかん箱の下の方にあるみかんが腐りやすいから、箱をひっくり返して箱の底を開封した方がいいよ」ってみかん箱の仕組みという視点からアドバイスできれる人がいると、問題はもっとスムーズに解決できるのではないかと思うのです。

 

「自責で考えろ!」と、自責こそが正しいと信じ、自責思考を推奨する本や上司、先輩は多々存在しますが、でもこれって自責で考えない部下を他責(相手の責任)にしてるように感じます。部下が他責(相手の責任)で考えしまう原因は自分にあるなんて考えている自責思考な上司は、はたしてどれくらいいるのでしょうか。

もし、自責で考えない部下を「仕組み」という視点で考える事ができる上司がいたら、その上司はかなりの切れ者であり、絶対について行くべき人であると言えるでしょう。 

 

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