職場のコミュニケーション論

職場における、コミュニケーション由来のストレス解消の一助

真面目なあの人は、一生懸命仕事をしていいるのに成果が上がらない。なにがダメなのか

真面目そうな性格で好印象だったのに、やることはどれも中途半端で、ミスや失敗が続き、ついには信用を失ってしまう残念な人がいます。そんな人は得てして、目前の仕事に追われ、仕事を一人で抱え込んでいる状況であることが多いと思うのです。

 

真面目なあの人はなぜ、抱え込んでしまうのか

 

①物事の先を見通す力がない。甘い見通しと根拠のない自信から、できると過信してしまう

基本的資質として物事の先を予想したり、計画を立てることが苦手なので、甘い見通しをたててしまう。「何とかなる」「頑張ればできる」といった言葉が大好きで、その言葉の根拠は「人事を尽くして天命を待つ」というものではなく、自分の能力への過信や他力本願的な成り行き任せなもの。

 

②意欲旺盛に見せるのは得意で、何でも抱えてしまう

上司へのアピールのため意欲を見せようとし、キャパシティを考えず能力以上の仕事を抱え込み、結果キャパオーバーとなってしまう。長期的な見通しを考えることができないので、失敗をしたらどうなるかを予想することが難しいので、抱え込まない選択肢がない。真面目そうで期待されながらも、結局、無策のまま失敗し、信用を失ってしまう。

メンバーにこんな人がいたら、リーダーの判断のもと、周囲の人がフォローすれば、いいのですが、特に困るのは、リーダーがこのタイプの人間だった時ではないでしょうか。

 

物事の先を見通す力がないのに、意欲旺盛なリーダーはなぜイタイのか

 

チームで仕事をするとき、業務の進捗や次に何をするかなど、業務の見通しを伝えることでメンバーは安心して仕事をすることができます。

見通しをメンバーに共有していれば、チームに精神的ゆとりが生まれると同時に、不測の事態にも慌てず対処できることが可能になるからです。

情報共有をせず、成り行き任せでメンバーに仕事をさせているリーダーを例えたら…
濃霧の中、100メートル先に敵軍の伏兵がいるのに、「命令を遂行するために急がなきゃ、とりあえず進め、敵なんていないでしょ」と偵察せず進んでしまう、無謀極まりない無能な司令官です。
事前に情報収集をして、100メートル先に敵軍がいることを知っていれば、こんな危険なことはさせません。事前の情報収集と危険予測こそが、リーダーに必要な能力の一つなのではないでしょうか。

「こうなりました、どうしよう」ではなく「こうなるだろうから、こうしよう」という、予測を元にした建設的な見通しで先手を打ち、さらに密な情報共有で、あらゆる事態に適切な対応が可能な体制を作ることがこれからのリーダーに求められるのではないでしょうか。