職場のコミュニケーション論

職場における、コミュニケーション由来のストレス解消の一助になれば、幸いです。

「この人とは話が噛み合わないな…」と感じたときに注目したい3つのポイント

 

 

仕事をするからには、必ず関係者とコミュニケーションをとることになるのですが、

「この人とは話が噛み合わないなぁ」とか

「この人は何でわかってくれないんだろう?」と

イマイチ意思疎通がうまくいかないと感じることはよくある事です。

そんな時に注目したいのが、3つの差です。

 

1.情報量の差

2.解釈の差

3.価値観の差

 

イマイチ意思疎通ができていないと感じたときは、

この3点が同じか、同等であることを確認する必要があるのです。

 

 

例えば、何か頼んだ時に、特にスケジュール感を伝えず、

「そんなに急いでないので、空いている時間でやっといて!」とだけ伝えたとします。

 

●頼んだ方と頼まれた方には「情報量の差」があるので…

頼んだ方:(スケジュールを知っているので)
→今週中に、仕上げてもらえばいいや

頼まれた方:(スケジュールを知らないので)
→急いでないなら、来週やろう

なんてことになり、「まだできないの?」と後でモメる可能性大です。

 

●頼んだ方と頼まれた方には「解釈の差」があるので、
「そんなに急ぎではない」という言葉を、

頼んだ方:(仕事=スピードが信条の人なので)
→早くて2、3日、遅くても今週中で仕上げてもらえるだろう

頼まれた方:(マイペースなのんびり屋さんなので)
→「そんなに急ぎではない」って言ってから来週でいいや

なんてことになり、「まだできないの?」と後でモメる可能性大です。

 

●頼んだ方と頼まれた方には「価値観の差」があるので、
「空いている時間でやっといて」という言葉を

頼んだ方:(とても優しい人なので)
→変なプレッシャーを与えないから気遣いのつもり

頼まれた方:(優先順位を決めて仕事を片付ける人なので)
→必要なら時間あけることもできるけど、「空いてる時間でやっといて」って、
結局いつまでにやればいいのかわからない…

なんてことになり、「もうちょっと気遣いのある頼み方してください」と
後でモメる可能性大です。

 

 気心知れた仲の人に「話に主語がなくてわからない」って指摘される人がいます(ちなみに私もよく指摘されます)。

主語なくてもわかるでしょ、なんて自分は思っても、

予想以上に聞き手はあなたのことを理解していないのです。

つまりは「自分と相手の世界は基本的に違う」という極めてあたりまえのことが

いざコミュニケーションをとる場面で抜け落ちてしまっているのです。

自己啓発本などで、“伝わらないのは伝える側の責任である”なんて言葉を目にします。

まさにその通りで、伝える側が3つの差を補うコミュニケーションに

考慮しなければならないのです。

そして「話がわかる人」というのは、

この3点の差を意識して、

話し手との差を埋めながら傾聴できる人のことをいうのでしょう。

 

コミュニケーション能力の高さは「情報量の差、解釈の差、価値観の差」の

3点の差を理解していて、話し相手との差を埋める巧さに比例している

と言えるのかもしれません。

 

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