伝え方のヒント

主に、仕事を円滑にするコミュニケーションを考察しています

「操り人形のようなリーダー」を見て、考えたこと

職場の自席の近くに「操り人形のようなリーダー」がいて、非常に興味深く観察しています。

人の上に立つ者は人柄が重要であると聞いたことがあります。まったくその通りと思いますが、この「人柄」ってやつですが、最近、操り人形のようなリーダーを見ているとこの人を採用した人事担当は「人柄≒優しい≒従順≒気弱≒扱いやすい」と考えているような気がしてしかたありません。リーダーに必要な人柄ってのはきっと「目標に導く賢さや強さ」なのではないかと思うのです。

 

アドバイス通りにしか動けないリーダー=操り人形のようなリーダーと見えます

 

チームを率いるべきリーダーが、チームとしての意思決定や行動を考える時、上司や周囲の人に相談することはよくあることです。

仕事でのアドバイスは本来ありがたい貴重なご意見であるはずですが、この「アドバイス」は、問題解決のための適切で賢明なアドバイスであったり、アドバイスという名の体の良い命令に近い事もあったりして、その時々で種類が異なることがあるというのが、すこし厄介なものであると思います。

それはそれでリーダーがアドバイスをよく吟味して動けばよいわけですが、残念なことにそれができないリーダーもいます。アドバイス通りにしか動かないリーダーがいるのです。こんなリーダーは本当に残念極まりないし、適切な意思決定など出来る訳ないのです。

  

〈参考に読んでほしい「伝え方のヒント」〉

 

アドバイス通りにしか動かないリーダーは本当のリーダーと言える事ができるでしょうか。そんな人はリーダーではなく、ただの操り人形でしかありません。結局はリーダー自身の考えが大事で、アドバイスを「自分の考え」というフィルターにかける作業をしていないから、結果的にアドバイス通りにしか行動できないのだと思います。

「自分の考え」のフィルターにかけて行動した結果、反発する人はいるかもしれません。しかしそれは当然のことで、それをまとめていくこと(もしくは戦うこと)がリーダーの役割であると思います。自分の考えを通すためなら多少の反発も覚悟の上で頑張れるかもしれませんが、そこを回避して安易に選択したアドバイス通りの行動に対する反発は、大変辛いものであると思います。なぜなら人から言われてやっているだけで、そこには自分の考えなんてないからです(内心自分もアドバイスが間違っていると思いながら行動してたりすると、なお辛いと思う)。

 

〈参考に読んでほしい「伝え方のヒント」〉

 

考えや意思のないリーダーは必要か?

 

操り人形なリーダーも一生懸命頑張っているのだから、そんな操り人形のためにチームの意思決定は優秀なアドバイザーの合議制にして、操り人形はその決定にしたがい実行する体制にすればよいのでしょうか。会社としても扱いやすい方が、なにかと便利かもしれませんが、それで良いわけはなく、リーダーはリーダーらしく考えをもって適切な行動をすべきで、それができないのであれば、リーダーの立場からさっさと降ろして、他の適任者に早々に譲るべきでしょう。そのほうが、効率的でみんなが楽になると思います。

では自身が「操り人形のようなリーダー」であると悟ったとき、どうするか。自ら降りてもらうのが潔いですが、そのときは操られるのが身に染み込んでいるので、本物の操り人形のように、自らの考えで行動するという発想が欠落していて、そもそも悟ることが困難かもしれません。

そう考えると「操り人形のようなリーダー」は非常に可哀想な人であるとも思えてきますが、もし、操り人形が上手く機能していないようなら、それを生み出した人事担当が責任を持ってリーダーとして適切な「自分の考え」を持たす再教育をするか、退場させるのが筋なのかもしれません。