働き方のヒント

いまいち自分の頑張りが報われていない気がしている人へ。そのストレスの解消の一助を考察しています

伝わる「ほめ方」 「i(私)メッセージ」と「We(私たち)メッセージ」

コーチングに「承認」というスキルがあります。それは相手の良い所をほめる(承認する)というスキルです。

「承認」の伝え方は、3つあります。
1.i(私)メッセージ
2.You(あなた)メッセージ
3.We(私たち)メッセージ
の3パターンです。
 
この3つの違いは何かというと、ある事柄について、影響を受けた主体(主語)の違いです。
例えば、Aさんはある事で表彰されたとします。
そのときのAさんへの褒め言葉を先述の3パターンに当てはめると以下のようになります。
1.「(Aさんが表彰されて)私はうれしい」→i(私)メッセージ
2.「(Aさんが表彰されて)あなたはよく頑張った」→You(あなた)メッセージ
3.「(Aさんが表彰されて)私達は鼻が高いよ」→We(私たち)メッセージ
 
1と3はAさんもこちらが受けた影響・気持ちの言葉なので、素直に喜べるでしょう。
ですが2に関しては何か高圧的な違和感を感じます。
なぜかというと、Aさんは表彰されたことに満足しているかはわからないのに(Aさんの心情がわからないのに)、
こちらの主観で「きっとうれしいだろう」という先入観ベースで「評価」しているためです。
You(あなた)メッセージには「あなたは○○○だ」という評価の気持ちが込められています。
ほめたつもりが、言われた人によっては「お世辞」に感じたり、的外れな評価に逆に気分を損ねてしまうことすらあるでしょう。
一方、
i(私)メッセージは「私(個人)」が感じた言葉であり、このメッセージは受け取った人は否定できません。
また受け取った人が素直に受け入れられやすい(充実感や達成感を感じやすい)メッセージとなります。 
そして、We(私たち)メッセージは「私たち(組織)」の気持ちを伝えます。
「承認」している人数が多い分、 i(私)メッセージ以上の充実感や達成感を感じやすいメッセージとなるでしょう。
 
人は自分がどのように周囲に影響を与えているのか、非常に気になるものです。
自分の影響が確認できるi(私)メッセージやWe(私たち)メッセージは、
自身の存在価値がダイレクトに確認できる方法でもあるのです。
 
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